3時のおやつは乳酸菌

人には人の乳酸菌

ペンミ渡韓2日目 ★★5-star★とショーショーショー★★

2日目はウマチュンからのペンミーティングというハードスケジュールだった。

ウマチュンはtreasureのユニットであるT5目当てに行く予定でチケットを入手したのだが、出演する、しないがギリギリまでわからず、またもやサノクの悪夢を思い出した。結果的に出演するよと本人たちの口から聞くことができたので、浮足立っていた。

 

いつもより張り切ってメイクをした気がするが、最後はいつも「まああっちからは見えんしこっちの存在なんて1㍉も知らん」がお決まりのフレーズになっている。これを唱えることで、メイクがうまくいかなかった自分自身を納得させているのだ。自分比で、お?今日はなんだか調子がいいぞと思うこともあるが、調子よかろうが、あっちからは見えてないし…と結局自分自身に言い聞かせている。だっておたくはどんなに着飾ってもおたくであることには変わりないしと。

 

そんなことは置いといて、ウマチュンの初観覧についてだが、これまたけーぽっぷを応援していなきゃ経験できないことだったなと思った。

まず放送の3時間ほど前から集合させられる(これはチケットを管理している韓国人のさじ加減によるのではないかと思う。)。この日は気温が30度以上あり、始まる前からまあまあな日照りの中じっと待ち続ける修行僧の気分であった。本国のおたくが優先なのかどんどんテレビ局に吸い込まれていく様子を恨めしく見るしかない。

暑さで正直緊張とかなかった。テレビ局のロビーには入れた瞬間のことは鮮明に覚えている。めちゃくちゃ涼しくて快適だったけど、おたくだから床に座らされて待たされた。訓練されているからどこでも座れるけど。何なら座らせてくれてありがとう。

 

スタジオ自体はホールのようになっており、前列は本国のおたくがすでに着席していた。場合によっては最後列のさらに後ろで立ち見になると聞いていたので立ち見は嫌だ、立ち見は嫌だ…とハリーポッターのワンシーンのように唱えた。その甲斐あってか、ギリギリで立ち見を回避できた。最後列だったので、舞台にはほど遠いが、見えたら満足な低燃費おたくには充分すぎる席であった。

 

放送時間が近づくと、一人の青年がサラッと登場し客席に手を振っていたが、見慣れない背格好のため誰…?とおたくとしてあるまじき態度を取ってしまった。その人物はのちにアチズのユノであることが分かった。その後レギュラーメンバーである、ソリュンちゃん、ジョンウが登場した。ジョンウの登場の際、今まで光っていなかった緑のペンライトこと草鈍器が一斉に振り上げられ、あちこちから歓声が上がり、スタジオの温度も心なしか上がった気がした。流石日頃からゴリラと呼ばれているだけあるなとシンプルに感心した。決して悪口ではない。

そしていよいよ本番が始まった。今回の観覧に行くまで全てのアーティストが事前収録を終えているものだと思っていたのだが、ステージ上で派手な演出のないアーティストは、今撮影しているものがそのまま放送にのっているようだった。舞台に最も近いところにも立ち見エリアが設けられているのだが、ここのエリアはおそらく本国のおたくが勝ち取った場所なのだと思う。そこのエリアに押し込められているおたく全員気合が入っており、なんかオーラが違った。

 

1曲目のアーティストはこちらでいうあのちゃんのような方で完全にアイドルなのかと問われると難しいといったジャンルであったのだが、その方のおたくは親衛隊かの如くスローガンを掲げ、全力コールをしており昭和のアイドルおたくを彷彿とさせた。おたく気合エリアにはその方のファンではない方も押し込められているため、いろいろな温度感を後ろから見ていても感じ取れた。

あのちゃん(仮)の出番が終わると、親衛隊はスッと後ろに下がり、男性アイドル目当てで来ている女おたくに前方エリアを譲っておりめちゃくちゃ紳士的であった。応援している様子を見ながら、銀魂の新八みたいでおもしろいなとか思ってごめんネクロマンサー。

 

目当てのT5の出番まで、知らんアイドルが多いので楽しめるか不安に思っていたが、渡り廊下走り隊のようなグループがいたりイェナちゃんがいたりと楽しかった。生で見るイェナちゃんは小柄なのに手足が長く想像以上の姿だったため、これがアイドルの頭身か~とおたく1日目のような感想しか出なかった。

 

T5の出番が近づいてくると自分の中に妙な緊張が走った。トレのメンバーを生で見るのはこのウマチュンが初めてだったので、緊張と期待で心臓が左から右に23回移動した感覚があった。あっちはこちらの存在1㍉も知らんのに我ながら健気である。

初めて生で見るT5、それはもう上手く言葉で表現できないくらいの、大人の雰囲気をまとっており、特にマンネのジョンファンは未成年であることに頭を抱えてしまうくらいの色香を放っていた。

T5での初めての音楽番組がウマチュンであり、その記念すべき瞬間に立ち会えたことに圧倒的感謝おたくとなった末、ステージが終わるとわたしたちは力尽きていた。少し前に座っていたトゥメ*1も同じ状態になっており、興奮を身体が受け止め切れなくなると人間は座っているのもギリギリというまたしても初めての体験ができた。

その後アチズも出てきており、T5とは違うステージ上でのウヨンのエロさにやられ、意識が朦朧としたことは覚えている。

 

ウマチュンは最高に楽しかったのだが、いつもの番組終了予定時刻を大幅に超えており、どう考えてもペンミの開演時刻には間に合わなくなっていた。おたく人生で開演時間に間に合わないのは初めてであり今日は初めてがいっぱいだな…なんて頭の隅で考えていた。文字で書くと呑気に感じられるが結構ショックだった。いつも通り番組が終わってくれていれば……。

そして韓国の番組は毎回放送開始時刻と終了時刻が違うのはなぜなんだろうとこのとき改めて思った。日本ではレギュラーの放送番組は毎回同じ時間に開始終了するので、不思議で仕方がない。知ってる人良かったら教えてください。

 

これは記念のMBC

 

ペンミ会場に行くまでの道中、始まりはいつも通り映像で多分5分くらい出てこないから、到着時刻は本編に間に合うか間に合わんかくらいだと思うと真剣な顔で協議した。

そして読み通り、到着するとOPの曲が始まったばかりであり、これは間に合ったと同じだと勝利を確信し、ゲートに向かったのだが、そこでスタッフに曲始まってるからこのターン終わるまでここで待っててなと無慈悲な言葉が告げられた。

始まっているのに入ることが許されないこの悔しさともどかしさ。そこの幕をちょいと上げてくれるだけでいいのに。まあ遅刻した自分が悪いのですが…。

 

待機中、大砲みたいなカメラを持ったおたくが何人も追い出されており、これがセキュリティに見つかったというやつかと当たり前に他人事のようにその様を見ていた。データ消したら戻れるのだから、緩い対応である。

 

曲のターンが終わったので小走りで席につき、モニターを見るともちもちの推しがもちもち話しておりその様子を見て安心したのと見れなかったもちもちがいた事実にちょっと泣いた。

 

ペンミで思ったことはこの子達、メインステージの真ん中のゾーンでかたまりすぎでは!?!?であった。それなりの前方席を手に入れたつもりだったのに、メインから2つ目のブロックだったので、メンバーが近くに来る機会があまりなく、すこししょんぼりしたが、どの角度から見ても推しのかわいさを感じられたのでモーマンタイ。撮影はダメだけど、携帯はグレーゾーンという謎文化に乗じて一番綺麗に取れた写真載せときます。

 

なんやこの高画質ジニレット!!!!!

何人かのメンバーはこちら側に来てくれたけどもちは来る気配を微塵も感じなかった。昔は近くの他メンより遠くの推し!!!推し至上主義!!!みたいに思ってたけど、今や近くに来た他メンをありがたく拝むよ。だって全員かっこいいし。

あと今回のペンミで推しの襟足短くなってた。最高じゃない?(突然のハチワレ)

右隣が日本人だったから話しかけようかなと思ったけど、おひとりさまスタイル貫いてる様子を感じ取ったのでやめた。ヒョンジンのおたくだったのだが、目の前でジニレットとヒョンジンが戯れてるのにうつむいて携帯いじってた時は、ヒョンジンいますよ!!!!て流石に声かけちゃった。ただのおせっかいおたく。

左は韓国人のハンジソンのおたくだった。この人もまた癖強で、画面にハンジソンが映る度あぁ…ノムキョウオ…チンチャ…だったりジソン、チャルセンギョッタぁ!!!ってまあまデカめの独り言放っててわたしに話しかけてんのかなって錯覚しかけるも全部独り言だった。そしてその人だけでなく全体的に韓国人のおたく独り言デカいなってのが今回のペンミでの発見。そんな中わたしは一人、推しのかわいさにあてられ唇嚙み締めすぎて血流しながら耐えてた。独り言の波にのって世界一かわいいもち!!!とか言っときゃよかったな。

 

そんなこんなでおたくとしてのスタンプラリーがまた一つ埋まった本国でのペンミに参加する1日目が終了。

明日こそは開演時間に自席にいられるよね?ハム太郎!ヘケッ!!!

*1:treasureのおたくの呼称