3時のおやつは乳酸菌

人には人の乳酸菌

ドルオタがコンカフェに初めて行った話

今回のブログは、長く推しの現場が無く、直接顔の良い男を拝めないことにより乾ききったおたくが、今巷で噂のコンカフェなるものに突入した体験を記したものである。

突入部隊はわたし、経験はステータス!あらゆる角度から物事を責めるまりめろ、見た目はホワホワやることなすこと破天荒ぽよちの3名でお送りします。突入先はイケメンがあなただけの王子様ペットになってくれるという某コンセプトカフェに突入することに! 

 

いざ、突入!!!!!「おかえりなさいませ」の声ともにイケメンが出迎えてくれたので、早速おたく困惑。事前にキャストの顔写真は見ていたとはいえ実物は比にならないくらいかっこよかった。見た瞬間 絶対この人が推しくんだ!!!!と確信を得た。

だってめちゃめちゃ顔が綺麗だったし、鼻が高いし、肌とぅるとぅるだし、全てにおいてレベルが高すぎだし~~~~~。相変わらず推しには激甘な自分がいて現場は変われどこの感覚は失っていなかったことに安心した。 

 

消毒、検温、身分証提示後、席に案内される。ゆったりソファー席。店内の印象としては、明るくファンシーな感じ。ごちゃごちゃした感じもなく、かわいい雰囲気。

 

店のルール的なものを、説明され、今日は呼んでほしい名前で呼ぶので言ってくださいといきなりコンカフェならではのサービス(洗礼)を受け、早くもおたく2回目の困惑。自担や推しには名前にちゃん付で読んでほしい願望をもっているわたしは、堂々とした様子でAちゃん呼びをお願いした。 

 

メニュー表を見ていると、卓についてくれたキャストにドリンクを入れてあげた方がいいのではないかということに気付く。最初だし郷に入れば郷に従えでとりあえず入れるかといった話に。チェキも撮れるんだ。記念に撮っとくのも有り。わんにゃんボックス??チップ的なもので、そのおまけとして何か特典が付くんだ、ふぅ~~~ん。(後にわんにゃんボックスの内容、さらにその上のわんにゃんボックスブラックなるものを知ることになる)

 

なんだかんだしているとキャスト陣の登場だ!!!(以下キャストとお話しした感想をわたしの心の声とともにお送りします。名前はわたしの勝手なインスピレーションで記載しているため、実際の名前とは異なります。)

 

【れんれん君とななみ君】

初めまして~とキャストもわたしたちもお互い少し緊張気味に挨拶を交わす。会話のテンポがつかめずきょどっていると、どういうきっかけで来てくれたんですか~など気を遣って話しかけてくれる。ありがとう。ぽよちが推しはななみくんだよと伝えるとえ、嬉しい!と新鮮な反応をしていた。とても眩しい…。フレッシュすぎる…。ななみくんはあまりおしゃべりではないイメージ。聞き上手な感じかもしれん。ただぽよちの「SですかMですか」の質問には戸惑いながらも、丁寧に答えてくれた。

れんれん君はめちゃめちゃ関西Jr.臭がすごい。某なにわ男子のバックで踊っていたといわれても違和感がない。何が彼からそう感じさせるのかはわからないが、心の中でそっと関ジュと呼ばせていただいた。

話し始めても、関ジュ感は止まることを知らない。特に「ずっと僕しゃべってるんですよね~~ハハハ~」みたいな会話を繰り広げていたときも、これは少年倶楽部のコーナー、Jr.にQで先輩に呼ばれた関西ジュニアのトーンだ!!!と興奮してしまった。また、一人暮らしなんだけど~という会話にもわたしは死ぬほど驚いた。わたしが応援しているアイドルは例え一人暮らしを始めても一人暮らしであることを公言しないので(おたくは本人の雑誌での発言などから何となく察して、心が死ぬ)、そこオッケーなんだ!!!言質とられない!?と余計な考えが頭の中をよぎる。その後も当たり障りのない会話を繰り広げ、どのタイミングでキャストが入れ替わる仕組みなのかわからないが、2人は一旦わたしたちの卓を離れた。 

 

キャストのみなさんめちゃくちゃ年齢が若いことが発覚する。大学生の傍らアルバイトでやってんだから、それはそうだろうといった感じだけど、推しのいえにぬんより若い子もいるのか…と複雑な感情になった。 

 

【ゆん君】

そして2人のおかげで卓がいい感じにあたたまってきたところでわたしの推しであるゆん君の登場!!!やはり顔が綺麗だ。しかもなんかかわいい。おたくくんAちゃんは、相手に対してすきの押し売りしか今までしてこなかったため、何を話せばいいのかわからず、まりめろとぽよちに話を広げてもらうばかりですまなかった。

やっと話を振ったと思ったら、携帯ケースに入っていた某けーぽっぴアイドルの証明写真を見て、じゅんぴだ!!わたしスキズがすきです!知ってますか?とかいう、結局推しに関連する質問で、話題の引き出しが少なすぎるにもほどがある。リノさんがすきという情報で少し会話ができたのでもうそれでいい…いいんだ…。 

 

まりめろの提案でチェキなるものを撮ることに。ここでは絶対におもろいことをして、持ち帰りの話のネタを作らなければと関西の魂が燃え始める…!そんなことを考えていると、ぽよちはゆん君おすすめのねこさんポーズをノリノリで決めていた。そして自分の番になったはいいが、チェキを撮るときの距離が近すぎる!!!息遣いが聞こえる、生きてる!!!(それはそう)と軽くパニックに。

 

「どんなポーズしますか~?」とにこにこでおたくに話しかけてくれる。

「え、えっと~ハート作るので~」

「ハート!いいね」

「あ、ではなくて、わたしが一方的にハート作るので、ゆんくんはグッ👍てしてもらっていいですか」

「wwwwわかりましたwwwww」チェキっ!(シャッター音)

「ありがとうございます!(よっしゃーーーー!!念願の例のおたくみたいな人のハートツーショット撮れたー!!)」

「チェキ撮り慣れてるんですか?そのポーズ出てくるって中々ですよ~」と言われ笑って誤魔化すことしかできないわたし。チェキを撮ってひとしきり盛り上がったあとの記憶がない。 

 

【なつ君】

こんばんは~とかわいらしい容姿で現れたのは二次元のような現実離れした男の子なつ君。同じ次元に生きてるとは思えないくらい、ふわふわした見た目に少しハスキーな声が印象的だった。ユニコーンみたいですとまりめろが伝えると、わぁ、とてもいいように言ってくれるねフフフと笑っていた。不思議なオーラだ…。

なつ君は話慣れているのか自分のエピソードや、みんなは何が好き?とこちらが気を遣うこともなく自然に会話を進めてくれていた。なつ君を女の子だと思い、男子トイレに入るのを止めにかかったおじさんの話おもしろかった。彼は幼稚園免許と保育士免許を取得するため奮闘しているようであったので、復学したらまた頑張ってほしい。なつ君は見るアニメが無くなったので、今まで避けてきたBLEACHを見ようと思ったけど話数が多いんだぁと嘆いていた。わたしはエヴァがすきだと伝えたら余り食いつきがよくなかったので、多分今後も見る予定はないんだと悟った。なつ君は人気なのか、卓を離れたり付いたりとしていた印象。最終的に常連さんらしきところに付いていたので特定のおたくがついているんだと思う多分。 

 

【きら君】

顔ちっさ、目ぐりぐり、細っっ!!!第一印象はこれだった。

またなつ君とは違う二次元のような男の子が来た。なつ君はどちらかと言えばショタっぽい見た目でおたくほいほい、まさにおねショタだとしたら、きら君は少女漫画に出てきそうな王道王子様みたいな容姿だった。多分マーガレットで連載してる漫画に出てた。

ここにきてぽよちが、きら君への推し変フラグをメキメキと立て始めるのが、あ~ぽよちだなと一番感じた瞬間だった。きら君はというとアイドルのようなかわいらしいけど男の子っぽさもある見た目に反して落ち着いた物腰、しっかりとこちらの目を見て話してくれる手厚いサービスっぷりである。あまりにも顔がいいのでおたくのわたしは、至近距離で顔を拝むことをやめた、というか直視できなくなった良すぎて。

ぽよちをちらっと見ると、きら君にメロメロである。顔が良い男を前にすると、みんなこうなるんだと客観視する(もちろん自分も含めて)。きら君にすっかりメロったぽよちはチップをあげたいと声高々に宣言する。Aちゃんもあげたら?と悪魔のような誘いを受けるが、冷静に断るわたし。そこには理由があったのだ。 

 

 

 

時をさかのぼること数時間前。佐川急便からある荷物が届いた。差出人はタワレコ、内容は…ななななないえにぬんからのサインではないか!!!!!!おれの最愛いえにぬん!!!To.Aちゃん♡と書いてある…。えぐい…。ハートをくれるなんてわいのことすきやんわいもすきだが!!!!!と脳内をいえにぬんへの熱い想いが駆け巡る。

…といった出来事があったため、コンカフェという非現実的空間を楽しみながらもどこか冷静な自分がいたのである。いえにぬんによってわたしの財布の紐は守られた。またその紐はいえにぬんによって解かれることになるのだが…。 

 

そしてぽよちはチップという名のわんにゃんボックスに手をかけた。わんにゃんボックスには1~80?くらいまでの番号が振って有り、その番号によって特典が違うのだ!

ここでぽよちはただの特典をひくおなごではない。何と追加で2回引ける特典を見事引き合て、きら君のピンチェキに加え、推しと推し、所謂推しケミのツーショット(自分のスマホでキャストが撮ってくれる)という神のような特典を引き当てたのである。流石持っている女の子ぽよちである。完全にきら君へメロったぽよちは、わんにゃんボックスブラックの存在が気になり始める。

 

ここでわんにゃんボックスブラックについて説明しよう!!!

わんにゃんボックスでも大概の特典が付いてくるのだが、ブラックはその上をいく特典だ!!詳しい内容は教えてもらえなかったが、どこまでも可能とのこと。おそらくハグチェキだったりそういった接触有の特典だと思うが、キャストのどこまでも、まあ可能…なんかな…?といった反応を見る限り、おたくの想像を超えたえぐい接触が待っていそうだ!!!怖すぎる!流石にそこに手をだすのはまずいと思いぽよちのことは止めさせてもらった。 

 

予定では1時間滞在のはずだったが、思いのほか楽しかったことと出るタイミングがわからず結果1時間半ほど滞在してしまった。お会計の際大体みんな同じ額だろうと思っていたら、まりめろだけ異常にお金を使った人みたいになっていたのがハイライト。多分キャストにドリンクどうぞの声をかけた人に課金されるシステムなのだと思う知らんけど。

 

 帰りも素敵なキャストのみなさんに見送られエレベーターという名の現実世界への扉を開いた。お別れの余韻も減ったくれもなく、まりめろが高速で閉めるボタンを押したので、キャストのみなさんもさぞ驚いたであろう。こんな最後は初めてだ…おもしれぇ女になれたかもしれん。 

 

 

とこんな感じで、我々は華々しいコンカフェデビューを迎えた。

個人的な感想としては、ドルオタ歴ウン十年のわたしからすると、精神的にも物理的にも距離が近すぎて混乱することが多かった。わたしはアイドルに対してバカでか激重感情を持っているおたくなので、この距離感だと自分がおかしくなるから推せない。自分の思いのたけを投げ、その思いに対して個人的なレスがなくても、すき!!あなたがすき!!!と一方通行な応援をしたいと思った。一方通行と言っても、わたしはパフォーマンスに溺れるタイプなので、わたしの応援しているエネルギーを特定の誰かに向けてではなく、パフォーマンスで魅せてほしいと改めて自分のアイドルに対しての考え方、推し方について昇華する良い機会になった。