3時のおやつは乳酸菌

人には人の乳酸菌

初渡韓1日目 事前収録は紆余曲折

6月初旬のカムバックが発表されるとともに、いそいそと航空券や宿の手配を開始した。目的はサノクに参加してみたい!ただそれだけだった。

けーぽっぷおたくたるものサノクに参加しない人生があってたまるものかと思っていたので、カムバックが決まると同時にそれはもうあらゆる手を尽くし、力の限り尽くし、何日もかけて調べ上げた。

一つ問題が解決すると、また一つサノクに関する問題が湧いてくる日々に、頭がおかしくなりそうだったのも今思えばいい思い出…にはならない。正直それのせいでおたくやめようかという本末転倒寸前にまで陥ったが、数多の困難を乗り越えた末、待っていたものは2週での活動終了のお知らせ。

 

嘘だッッ!!!!!!何のためにここまでしてきたんだよと草超えてアマゾン湿地帯。無事観光するだけの渡韓ネキ誕生。

 

いつも県外や海外に行くときは大体コンサートなどが目的なので、今回はおたくごとがない旅となった。出発前からすでにやりたいことが思いつかず時間を持て余す感が否めなかった。

5starのポップアップイベントが開催されていたが、NAVERの本人認証が必要であり、わたしは何度トライしても本人と思ってもらえなかったため、そのイベントに参加する資格さえもなかった。許さないNAVER…。(今度パスポートを持った受刑者スタイルの写真の添付を試みる予定)

 

とはいえ初韓国旅なのでとても楽しみであったし、サムギョプサルは絶対に食べたいという誰よりも強い思いも持ち合わせていた。

 

渡韓初日は、一人で空港に向かい、現地で友達との合流といったプランであった。何度行っても空港までの道のりは慣れないし、無事飛行機に乗り込めるまで緊張がピーク、ガンギマリ状態である。そのためその便の一番乗りで保安検査場を通過し、搭乗まで2時間ほど待機する羽目になった。

搭乗したらこっちのもんなので、そのまま大人しく韓国まで運ばれていたのだが、入国カードの数が足りないやらなんとアナウンスが聞こえた気がし、不安になったわたしは思わず隣にいたおばちゃま二人組に話しかけ、それをきっかけに仲良くなるというまさかの展開。韓国に到着してからインスタを交換し、写真まで一緒に撮り、お互いの旅の健闘をたたえあい解散した。かなり幸先良い出会いだった。

 

韓国でも無事友達と合流でき、1つ目の難関はクリア。そしてセカンドミッション、宿に一人で向かうが待ち構えていた。友達は別現場での予定があったので、合流後ケロロパン購入、ソウルに向かいソウル駅で一旦解散といった目まぐるしいスケジュールを立て、それぞれの目的地を目指すことにした。

ソウル行きの特急乗車前に、一般電車の乗車券となるICカードNANAMEの機械を発見したわたしたちは長蛇の列を成しているWOWパス発行機に目もくれず、NANAMEカードを作成した。このために推しのどの画像で作ろうかとワクワクしていたので、その機械を目の前にしたときはかなりテンションが上がった。

いそいそとQRコードを取り出し、機会に読み込んだはいいが、推しの画像が印刷されていく様が大画面にデカデカと表示されていく羞恥プレイにあった。こんなの聞いてないぞ!!!!(顔真っ赤)

推しはかわいいのでなんぼでも見てくれて構わんが、おたくという犯罪者であることがWOWパス列の民にバレてしまったことが何よりも恥ずかしかったが、ネタができたのでありがたく羞恥プレイの様子を動画に収めさせていただいた。友達は何食わぬ顔で推しケミを印刷し、動じた様子はなく、まさにプロの犯行であった。

 

ソウルへ到着したあとは、前述通り一旦解散、セカンドミッションの始まりである。まずソウルから弘大に向かう電車が何番線なのか探すところからだった。多分2番線…多分こっち行きの電車…ワアッ…と韓国でリアルちいかわである。電車のアプリもあまり頼りにならないことがわかった。(そもそも時間通りに来ない上によくわからん路線を案内される。遠回りのルートで弘大に向かっていたことが後に発覚。)精神的ちいかわになりつつも、なんとかたどり着くことができた。

 

駅に着いてからもホテルの方向がわからず、いィ~~ん😫どうしようと独り言を連発していたところ、地図上に〇〇내과(内科)という文字を見つけ、目線の先にその内科を捉えた。このとき心底ハングルが読めてよかった、過去の自分に対し少しだけど勉強していて偉かったとそっと褒めた。

方向がわかればこっちのもんなので、ご機嫌にホテルへと向かったが、そのご機嫌もつかの間、地図上にあるはずの宿が見つけられない。本日二度目のちいかわ発動。

示されている土地周辺をうろうろするが、全くそれらしき建物を見つけられない。異国の地で一人迷子である。見つからないものはしょうがないので意を決して、その辺を歩いていた青年に声をかけた。英語で。絶対韓国語で聞くべきだし、それくらい簡単なことだったら聞けただろ~が。今までわしは何を勉強してきたのだ。いざ本場の韓国人目の前にすると伝わらなかったらどうしよう、もしかしたら間違えているかもといった日本人ならではの考えが頭を過り、習い事の成果を発揮できなかった。こんなんじゃ推しを目の前にしたときのちょ、ちょ、ちょぬんアイエンぺにえよ~~のむのむちょあへよ~~~なんて言えるわけがない。イメトレで終わらせるわけにはいかないので、今回の韓国旅でも遭遇を夢見るのであった。

 

そして青年はというとそれはもう神様かと思うくらい優しく、ついておいで~どこから来たん?と英語と韓国語で話しかけてくれた。案内された先は恥ずかしいことにわたしがうろうろと徘徊していた建物であり、その5階が泊まる予定の宿になっていた。いや、わからんてと思いつつ、案内してくれたイケメン青年へ渾身のカムサハムニダ!!を伝えると青年はへへへん😁と爽やかに去って行った。わたしにコミュ力さえあればお兄さんインスタやってる?交換しようといったネクステ(ネクストステージ)があったかもしれないのに…。 

 

予定していた到着時間より遅く着いたにも関わらず、宿のオーナーはそれはもうあたたかく出迎えてくれた。韓国語分かる?といった問いに少しだけ。と韓国語で伝えられたことが嬉しかった。先ほどの反省をすぐに活かせるこの行動力!!!自画自賛!!!

ゲストハウスのような宿だったので、その宿でのルールを聞き、一息ついたくらいに友達から連絡が来たため、ポップアップショップへと向かう準備を始めた。

 

江南で待ち合わせし、ソウルの森へ向かう予定だったので一足先に江南へ着いたわたしはベンチに座って待っていたときに見つけたガチャガチャを紹介する。

「なんかちいさくてかわいいやつ」ことちいかわだーーー!!!どのキャラもちいかわやうさぎ、シーサーと日本名のままなのになぜかハチワレだけはガルマだったことに笑った。

 

ポップアップショップに関しては、認証が下りなかったわたしは予約さえもできないので入れず、建物をひたすらバシャバシャ撮り友人を待つことになった。その間交換したいんだけど、どのメンバー求めてますか?と韓国人ステイに聞かれるも、わし中入れてないから持ってないねんと伝えたい気持ちはあったが上手く伝えられずソーリー💦の一点張りマジ最悪。交換に集っているステイはとても若かったので、k-popは若い子しか聞かないよは都市伝説ではないんだなと考えていた。

 

この時点で八時くらいだったのだけれど、外はとても明るく韓国での時間の感覚バグが初日にして起こっていた。感覚バグついでに人生4カットも撮ったので思い出に載せておく。

 

その日の夕飯は友達の知り合いが紹介してくれた弘大にある石の上で直接焼くサムギョプサルをいただいた。注文するときかなりドキドキしながらも、ドラマでよく見る、サジャンニ~ム!と店員さんを呼ぶことに成功。かなりの時間食べていなかったので、一口目を食べたとき、口の中に広がる香ばしく少し炭っぽさも感じる肉の旨みを存分に感じることができた。腹が減っているときの肉はめちゃくちゃ美味い!!!!!!!

シメとして食べた冷麺が目を見張るほどの美味しさだったので、その日から冷麺の虜になってしまった…。韓国に行ったらまた食べたいな。

 

帰り道、youtubeライブの通知が来たので何気なく見てみると、わたしの最愛(推し)がポップアップストアで配信をしているではないか!!!!!そんなバカなことある!?!?と半狂乱になった。つい1時間ほど前にそこにわたしたちはいたので、あのままポップアップストア周辺のお店に滞在していたら、運よく姿が見れた可能性があった。まさかロッテコン終わりの疲れている状態で、ポップアップストアに来るなんて想像できるわけないだろう。やはりちょちょちょぬん、アイエンぺにえよ~の壁は高い。何人かのおたくからさっきそこいたでしょ!?会えた?と連絡を何件かいただいたが、期待に添えられずごめんといった気持だった。メソメソしていてもしょうがないので、帰りは韓国のコンビニを堪能し、サムギョプサルの匂い消しファブリーズを買った。とてもデカい。

 

二日目は漢江でサイクリングやら花火を見る予定を立てていたので、わくわくしながら眠りについた。そんなこんなで一日目終了☆ミ